デザイナー蛯原 玲プロフィール

蛯原 玲の自己紹介

DNAの影響 

父はミュージシャンで、サックスとフルートを独学で覚えてバンドを組み演奏活動をしていました。手先が器用で、プラモデルの帆船や木彫り作品を作っていましたが、どれもセンスがよくて完成度がとても高かったのを覚えています。

母もまた器用な人で、編み物や洋裁を難なくこなしていました。洋服のチョイスがいつも素敵だったので、いまだにその影響を受けていることを感じます。

ミシンが得意だった父方の祖母は、雑誌に載っている可愛いワンピースを型紙に起こし、私たち姉妹におそろいで作ってくれたものです。ミシンの使い方や手芸道具の使い方を教えてくれたのも祖母でした。

モデルの経験

中学3年から高校3年までモデルをしていました。コマーシャルや雑誌のお仕事に加えて、婦人画報社のMCシスターという雑誌で専属モデルを務めました。

毎月の撮影現場でプロスタッフたちのスタイリングや着こなし術を目の当たりにしたことが、自身のセンスの肥やしになったのは間違いありません。モデル活動によって大人の社会や働くことの意味を学べた3年間は、私にとって有意義な経験でした。

インテリアの仕事

高校卒業後はインテリアの専門学校を経て、紫綬褒章受賞の内田繁氏が率いるスタジオ80という事務所に就職。折しもバブル全盛でインテリアデザイン業界は多忙を極め、徹夜も珍しくない日々。大変でしたが、デザインのイロハを教わる良い機会だったと思います。

バッグを作りはじめたきっかけ

息子の幼稚園入園の際、お昼寝マットや収納バッグを作ったことが、初のバッグ製作でした。生地を買い、タンスの奥からミシンを引っ張りだし、試行錯誤しながらの作業はとても楽しくて、そのまま今につながっています。

お友達の誕生日に自作バッグをプレンゼントしたら、居合わせた皆から「私にも作って」「お金払うから」と言われたことがきっかけとなってREI STYLEは生まれました。

若い頃から培ってきたデザイン経験を活かせるバッグ製作は、私にとって天職とも思えるほど。けれど、洋裁をきちっと習った事がないばかりに苦労も多く、工業用ミシンも持たないので、製作範囲は限られます。それでも、できる中でより良いものを作ってお届けすることを目指そうと決めています。

セミオーダースタイル

私自身の「作る喜び」を満たし、お客さまには生地や形を「選ぶ楽しさ」を感じていただきたい。そんな願いの行き着いた先が、「セミオーダー」という製作スタイルでした。

バッグを受け取ったお客様から「これぞ、私だけのバッグだ」というご感想をいただいたときは、本当にうれしかったです。この喜びを励みに、これからも作り続けて行きます。

制作には約1ヶ月ほどの期間をいいただきますが、自分だけのバッグが届く日を楽しみにお待ちいただければと思います。

 

大切なご案内ご案内一覧

error: Content is protected !!